懐かしの99円
昨日ドル円がとうとう100円を切り99円台に達しました。100円を切ったのは1995年以来。当時私は円デスクのチーフディーラーをやっていました。日銀は一生懸命介入をして円高が阻止しようと必死でしたが、介入が入った瞬間はドルが少し戻るものの、途切れるとまた怒涛のドル売りがでて下がる、この連続でした。アメリカがドル安阻止に非常に消極的であったのも日銀の介入が全く効かない大きな要因の1つでした。
当時はクリントン大統領で、日本との貿易不均衡に不満を持っていたので、救いの手を差し伸べなかったのです。結局、そうしたアメリカの態度を見て、これはまずいと日本の生保などの機関投資家がドル資産を投売りして(或いは資産をもったままヘッジのためにドル売りをする人もいました)、サウジアラビアなど中東勢がドル資産を円に変えるということが加速していき、結局ドル円は79円台にまで下がっていきました。
その間も連日のように日銀が介入していましたが、全く効果がないという非常に恐ろしい相場でした。あのときの相場は急転直下のような動きでしたが、今回はダラダラと下がってきているので、動きとしてはちょっと違っています。この先もダラダラ過熱感なく下がってしまいそうな動き方をしています。
久しぶりの99円を見て、30台前半の自分を思い出しました。







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