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2008/03/14

懐かしの99円

 昨日ドル円がとうとう100円を切り99円台に達しました。100円を切ったのは1995年以来。当時私は円デスクのチーフディーラーをやっていました。日銀は一生懸命介入をして円高が阻止しようと必死でしたが、介入が入った瞬間はドルが少し戻るものの、途切れるとまた怒涛のドル売りがでて下がる、この連続でした。アメリカがドル安阻止に非常に消極的であったのも日銀の介入が全く効かない大きな要因の1つでした。

 当時はクリントン大統領で、日本との貿易不均衡に不満を持っていたので、救いの手を差し伸べなかったのです。結局、そうしたアメリカの態度を見て、これはまずいと日本の生保などの機関投資家がドル資産を投売りして(或いは資産をもったままヘッジのためにドル売りをする人もいました)、サウジアラビアなど中東勢がドル資産を円に変えるということが加速していき、結局ドル円は79円台にまで下がっていきました。

 その間も連日のように日銀が介入していましたが、全く効果がないという非常に恐ろしい相場でした。あのときの相場は急転直下のような動きでしたが、今回はダラダラと下がってきているので、動きとしてはちょっと違っています。この先もダラダラ過熱感なく下がってしまいそうな動き方をしています。

 久しぶりの99円を見て、30台前半の自分を思い出しました。

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2008/03/13

ドル円100円台へ

 外為どっとコムさんの会員用ページで毎日ストラテジーを書いていますが、結局毎日ドルを売りましょうということを手を変え品を変え言い続けているだけで、正直言って段々言うことがなくなってきました。

米国経済が悪いのだからドルを売ろう!! ただ、それだけの単純な話なので、本当はそれだけでいいのかもしれませんが、日々ドル安の環境に変化がないかをチェックするということは必要なのでそれを毎日行っているということになります。

気がつけば、ユーロドルも1.55台になっています。連日史上最高値(ドルの最安値)を更新し続けているわけであう。毎日ニューヨークに行くと、新しいニュースがでてくるので、短期的には相場があっちに行ったりこっちに行ったりしていますが、冷静に見ると、結局ドルがいろんな通貨に対して下がっている。為替相場は中期的、長期的に見ればファンダメンタルズを反映して動くものです。

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2008/03/10

投資マネーが冷える

 先週末、米国の雇用統計が非常に悪い結果となって、NYダウ平均株価も大きく下落しました。先週末の終値は11893ドルです。これでNYダウ平均株価は10.34%下落したことになります。日経株式は今日も下落、終値は12532円となり、これは年初来18%程度の下落となっており、アメリカの影響を受けて日本はもっと下落してしまったということになります。これは今の日本の政治の混乱も影響しているのでしょう。

 しかし、それよりも更に下落している国があります。中国、インド、そしてベトナムです。中国の上海総合指数は年初来21%の下落、インドのセンセックス指数は22%の下落、ベトナムのVN指数は29%の下落ということになっています。この3つの国はこれから大きく伸びることが期待されていた国で、それだけ投資マネーが入り込んでいたはずです。世の中の雰囲気がおかしくなるとこういう国が一番影響が大きいということになってくるのでしょう。

 年初の酒匂さんと野村さんとの対談の中で、今年のキーワードは「世界経済の減速」と書きましたが、私自身が思っていた以上に世界経済の減速は大きなものとなってきたようです。

 

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